長々と話したのちにニューヨークにいく!

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積もる話とはよく言ったものだ。話始めたらいつの間にか質問の嵐だった。彼は大学を卒業してから銀行に勤務して、アメリカのビジネススクールに留学した。その時、知り合った女性と結婚した。それから、銀行を退職してアメリカの投資銀行に転職して今はニューヨークにいるのだそうだ。この彼と話しているとなぜか時間はマッハのスピードですぎていく。

ニューヨークでの生活はかなりコストがかかるそうだ。物価は高く自由の国のアメリカのはずがドレスコードはヨーロッパの貴族社会より厳しいらしい。3人の子供はみんな娘さんで日本語が大嫌いで漢字を覚えさせるために日本の新聞を読ませていると話していた。

奥様は日系アメリカ人で両親が日本人との結婚を望んでいたらしい。奥様のお父様はアメリカでビジネスに成功したセレブらしい。自分が住んでいるアッパーイーストには女優さんが普通に犬の散歩に出ていると言っていた。

住む世界が違うみたいに感じて、彼がものすごく遠くに行ってしまった感じがしていた。私の話は聴き出したかったのかもしれないが、あえて聞いてこなかったのが不思議だった。アメリカ社会では喫煙者とデブは管理職につくのが厳しいらしい。自分の健康と体重管理ができない人がビジネスの管理をできるわけがないと判断されるのだ。

これがアメリカの厳しい常識なのか?私の主人は結婚して潤沢に体重を増加させて成人病のデパートになっているのにね。この違いは何と思って考えてしまった。

「奥様の写真はないの?」

「見せるほどのものはないな」とiPhoneで見せてくれたのは、綺麗なお嬢様3人の写真だ。細身で長身の高校生と中学生3人。素晴らしい家庭だと思った。

「まあ、いろいろあったけど離婚を考えている」

「なぜ?

「日本に帰りたいのだよ。疲れた。はっきり言ってアメリカ企業は自分が上に上がるためにはなんでもする文化だ。こん文化にあきた。」

「家族連れてくればいいじゃない」

「それが、アメリカから離れたことがないのだ」

「日本に住みたくないの?」

「そうなんだよ」

来年の春には東京の支社に転勤になると彼はいう。単身でやってくる。住むのはどこにするのかな。なんだか、この転勤が私の人生のターニングポイントになるとは思っていなかった。

「ニューヨークに来いよ。俺がいる間にな。自転車で案内してやるよ」

「自転車でニューヨーク案内?」

「それが一番効率がいいし、いい運動になる」

「自転車で一日何キロ走るの?」

「30キロかな」

「え?そんなに走ったことない」

「いつくる?」

話は早くて飛行機の予約もホテルの予約もしてくれた。

「あとは自宅でパスポート番号を入力しておいて」と費用は全部彼が払ってくれた。

これって、何かの始まりだよね。

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